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奈良 東大寺 二月堂 修二会(お水取り) [旅行]

旅先で一度見てみたいものって色々ありますが
時期の限られるものは特に心が浮き立ちますね

今回は3月12日に参りました東大寺二月堂修二会の模様を書きたいと思います

東大寺二月堂
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修二会は「お水取り」という言い方の方が関西以外の方には解りやすいと思います

NHKニュースなどで報道されることもあるので真っ暗な中松明が走る様子が映像として記憶に残る方

も多いかもしれません

今回 修二会を見に参りますのに奈良在住の方に大変お世話になり 約10時間ほどの修二会

見物となりました

「修二会とはお水取り、お水取りとは あの松明が暗闇の中で走るもの、、なんだろうな」と勝手に
思っておりましたが、大変な誤解でありました
これからの出番待ちのお松明
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竹の根元には二月堂の刻印
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修二会とは 旧暦二月に行われるもので 我々が毎日の生活の中で犯す間違いを二月堂の御本尊である十一面観世音菩薩像の前で懺悔する事をさし、正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」といい8世紀にはじまりこれまでに1265回連綿と続けられてきた行事です
 我々がニュースなどで見るのが「お松明」と呼ばれるもの
 そして、「お水取り」と呼ばれるものがお松明の5時間程後で行われる神聖な井戸から
 お水を汲むものなのですが、
今回は「お松明」のレポートです
「お松明」を見るために場所を確保しなければならないのですが、関係者の方のお席にお邪魔させて
頂きました ここで見ると11本の松明すべてを見る事ができますが、そうでないと一本ずつ
見てはところてん式に押し出されて見物することになるほどの人出ですP1080737 (640x480).jpg
夕方5時半頃はこんなに明るかったのに
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お松明がそろそろ始まる7時過ぎにはすっかり暗くなってきました
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さあ、お松明が始まりました
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お松明は連行衆と呼ばれる僧侶が行(ぎょう)の為に堂に上がる時に足元を照らすための物で 僧侶が堂に上がり終わるとそのお松明を持った童子(わらこ)が欄干の端から端までパーフォーマンスとして運ぶのです  童子によって差があり、派手な人、地味に運ぶ人など様々です ただ、お松明の重さが50キロを超しているのでとても大変なのだと思います
(註 童子については日経新聞2014年3月17日の記事を引用
童子は、法会に携わる11人の僧侶「練行衆」に付く身の回りの世話役。3月1~14日の本行の期中、手作りのたいまつを担ぎ、夜間の行のため東大寺二月堂に向かう練行衆の足元を照らすのが重要な仕事だ。童子は練行衆を堂まで先導した後、欄干にたいまつを突き出し、勢いよく駆け抜ける。普段は表に出ない童子の晴れ舞台だ。「見ている人にも炎が美しく見えるように」。花吹雪のような火の粉を散らすたいまつに、毎年多くの参拝客が息をのむ。)

お松明が一本終わると別の童子が水を含ませた箒で一生懸命火の粉を消して回ります
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お役目を終えたお松明
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「お松明」が終わったのがPM8時半位
この後「お水取り」が夜中の1時過ぎから始まるのですが、この間にも二月堂の中では
色々な行事が行われております
「過去帳」を読む行事も行われておりましたが男の人は中に入ってみるのですが女性は
柵の外で見なければなりません(ちょっと差別ですね)
この過去帳歴代天皇の名も記されております(もちろん我々には見えません こちらに伺う前に
奈良国立博物館 「お水取り展」で見て参りました)

次回は修二会お水取りの巻です


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コメント 8

knacke

お松明、ダイナミックですね。
夜空にパチパチと燃える火がとても美しいです。
出番待ちのお松明、こんなふうになっているのですね!
これもまた素敵な風景ですね。
by knacke (2016-03-14 15:19) 

くまら

お水取りってそんな意味が有り
こんなに長い事やってるんですね

おいら勝手に「茶道のお水汲んで、松明の火で沸かす」と思ってました
思いっきり恥かくところでした
by くまら (2016-03-14 16:04) 

YOUR-MOM

>knackeさん、
 闇の中で燃え盛る松明というのはとても感動的でした
 寒さに震えながら見た甲斐がありましたよ
by YOUR-MOM (2016-03-14 20:08) 

YOUR-MOM

>くまらさん、
 私もお水取りの意味、知りませんでした。
 夫と二人でネットで色々調べて行きましたが、まだまだ知らない事
 が沢山ありそうです。 
by YOUR-MOM (2016-03-14 20:09) 

すー

おはようございます
ご覧になられたのですね。
私も少し、詳しく見せていただたことがありますが、裏方というか僧侶の方も大変な修行をされていました。
お水取りが終わるとこちら関西では「春になる」と言われていますので、もう春でね(^_^)ニコニコ
by すー (2016-03-15 04:26) 

YOUR-MOM

>すーさん、
 練行衆の修行は厳しいですね。
 五体投地とか韃靼とか暗くて見えませんが、それは奈良国立博物館
 で実物の物も(五体投地の板とか、過去帳とか、写真とか)展示
 してあり五体投地で右ひざを打ち付けるのは見ているだけで膝が
 痛みました。
 でも、その後に練行衆にも春が来るのでしょうね。
by YOUR-MOM (2016-03-15 08:51) 

ころくま

松明は火の粉が飛び散って迫力ありますね。
現場で見るのは格別なんでしょうね~。
by ころくま (2016-03-15 17:40) 

YOUR-MOM

>ころくまさん、
 火の粉でも降ってくるのかと思いましたが、煤だけ飛んできました
 (それもご利益があるとか、、、)煤ならぬ、燃えカス拾ってきま
 した。
by YOUR-MOM (2016-03-15 18:15) 

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