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取ればいいじゃん と 思っていたけど [健康]

2年前の人間ドックで擬陽性が出た時も
検査なんか色々しないで

癌なんだから

「取ればいいじゃん!」と考えていました

でも、医療の現場では

できるだけ体に負担にならないように

という選択肢を取る様にしている様子がありました

いざ、手術となり 取ってしまった後で わかったことが色々あります

まず、人間の体はそんなに単純なものではないという事

取っておしまいなんてことは無い

取れば、今まであったものが無いだけでなく
取る時に他の臓器を傷つける可能性も排除できず
人によっては生活の質が著しく低下する

若い女性であれば、子供を授からなく可能性もある

抗がん剤を使えば 髪の毛が全部抜けることもある

以前NYで同じ道沿いに暮らしていた日本人女性が乳がんになったときに
「おっぱいを取った時より、髪の毛が全部抜けた時のショックの方が大きかった」
と打ち明けてくれた時 

あることが当たり前の時には気付かないことでも無くなって初めて知る喪失感絶望感のようなもの
があるのだと知りましたし、

手術後数か月から数年してから起きる可能性のある(25パーセントくらいの確率で)
リンパ浮腫という症状は一度起きると完治が難しいという事実も

「取ればいいじゃん」という考えがいかに軽はずみであるかと思い知らされるのでありました

病気や手術に直面しないと分からないことが多いと感じる今日この頃です



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