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病と闘う事 [人生]

年賀状のやり取りだけで、この10年はお会いしていなかったご夫婦が
ご病気で療養していると友人からメールが来ました

年賀状には病気の事はなにも書いてありませんでしたが、、、、。

なんだか気になって仕方がありません

友人がお見舞いに行くというのでご一緒することにしました

友人はクッキー、私は花を用意してご自宅に伺いました

玄関先で迎えてくれたご主人は快活でとてもご病気とは思えない様子です

すこし奥に奥様がいらして久しぶりの友人との再会にハグでご挨拶(奥様は外国の方)です
以前より随分痩せた感じがあるものの、思ったよりお元気そうです

何より驚いたのは
お見舞いに伺った我々やそのご夫婦の子供ファミリーの為に(合計6人で伺いました)
ケーキを焼いて(ご夫婦で合作のケーキです)お茶とコーヒーを用意して待っていてくれたこと

テーブルの上にはおもてなしの為の器がセットされ

なんだかお見舞いに来たのかTeaに呼ばれたのか分からないくらいです

お茶と手作りのケーキを頂戴しながらご病気のいきさつ、経過、現状など詳しく伺ううちに
ますますご馳走になっていてはいけない感じがしてきたのですが、ご主人のお話しが
大変興味深く、結局2時間近くもお邪魔することになってしまいました

お二人とも癌なのです

お二人の生活が普段どんな様子なのかは詳しくは分かりませんが

外との交流を断つことなくできるだけ普通に暮らしているという事
より重い病気の奥様を旦那様がとても良くサポートしている事
家族(子供が4人居て、孫もいる)の精神的サポートも大きい事
そして、前向きに治療をしている事
夫婦がとても仲良く笑いが絶えない事
次の目標に向かって新しく勉強を始めようとしている姿勢がある事
などがうかがい知れました

お別れに又ハグをして、互いのぬくもりを確認する欧米式の挨拶を交わしたときに
この挨拶そのものも何か治療効果があるのかもしれないと

お辞儀だけの日本風の挨拶に慣れてきた私には新鮮に思えました
お見舞いの筈が逆に元気を戴いた土曜日でした

今日の写真は先週の雪の日にめげずに咲いていた我が家の十月桜です
結局9月から咲きっぱなしです
無題.JPG

ご病気の方やお年寄りの方には
翌年の桜の開花を見たいという気持ちで頑張れる方も多いようですね




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年を取ること [人生]

最近母からお呼びが掛かることが多くなりました。
私にしてみれば、さして重要ではない事、急がない事でも、
85歳の母にしてみれば、とても重要、今日中に済ませておかないと
次何時出来るかわからないという差し迫ったもの。

ちょっとお腹の調子が悪ければ、 もう長くないかもしれない、、、。
ちょっと疲れたら、もう一緒に出かけられないかもしれない、、、。

お年寄りの身勝手さのようなものを感じないわけではないのですが、この世にたった一人の
大切な母ですから、SOSコールが掛かるとすぐ飛んでいきます。

昨日は庭木を切りに行きましたよ。 本当は金曜日の予定でしたが、
木、金と雨の予報でしたので、昨日切ってしまいました。

優れものの庭木専用の鋏があるのです。 これを我が家から持参しました。
この鋏をつかうと大型のモクレンの木もやや固めの材質のものでも直径3-4センチくらいまで
ばっちり切れますので庭木の手入れは30分も掛からずにできました。

その後は今度は銀行で貸し金庫の中身の整理です。
庭木を切ってからお茶を飲んでいる間に母はもう貸し金庫の事は忘れてしまっています。
でも、今日やってしまわないと、それこそ、次いつ一緒に銀行に行けるかわからないので、
行って来ました。

小さなボックスの中にはぎっしり書類が入っています。
でも、金庫に入れるような種類のものではないものがいっぱいです。
母は何を破棄すべきなのかの判断に自信がないようです。

1時間も貸し金庫の個室にこもっていたでしょうか? 
本当に必要なものだけ、残して、、、、
約三分の一になりました。 
やれやれ。

金庫の中にお墓の管理関係の書類が入っていました。
これを機に私が管理することにしました。
先日お墓の管理費も私の口座から落ちる様に手配をすませましたから。

日常のお金の管理はまだ大丈夫ですが、大きなお金の管理となると
やはり一緒に手続きに行く方が安心かつ安全ということでこの数年いつも一緒です。

こうやって、徐々に管理に自信がなくなってくるという事が年を取るということなのでしょうか?
でも、私自身もだんだん自信が無くなって来ましたから大丈夫なのかしら?と思う今日この頃です。

そんな母ですが、趣味の墨絵は毎月頑張って習いに行くようで、昨日も「デジカメに撮ってね」
と嬉しそうに作品を見せてくれました。
無題.JPG

丁度今頃の季節のものでしょうか?
無題2.JPG

その母から今年はもう梅干を作るのを止めると電話があったのは今朝の事です。
今年から私が作るのでしょうか?





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還暦 [人生]

昨日は夫の60回目の誕生日でした。
つまり、 還暦 を迎えたわけです。

そろそろ退職の文字もちらつく年齢ですが、あと数年は会社でお仕事をする様子です。

22歳から会社勤めを始めて大きな病気もせず大きな間違いも起こさず、会社生活を38年も続ける
には覚悟やかなりの辛抱があったことと思います。 でもそこまで頑張れるのにはやはりやりがいの
ある仕事に恵まれたのだろうし、あるいはどんな仕事を与えられてもそれを前向きにこなしてきたから
なのだと思っています。 仕事に向かう姿勢は常にポジティブな夫でした。 そして驚く無かれ、
私は結婚してから仕事の愚痴というのを聞いたことがありません。 ですから口には出しませんが

あんたは偉い

と思っています。

そんな感謝を込めて

ミシュランガイドで二つ星を獲得した神楽坂のフレンチ
「ル マンジュ トゥー 」
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で還暦祝いをいたしました。

お料理はプリフィックスメニューでしたが、大変美味しく頂きました。 ちょっと満腹気味でした。
デザートタイムに娘から花束とエルメスのネクタイ、私とおばあちゃんから赤いセーターを贈られて
ご満悦の夫です。

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レンズは娘から却下されました。 「だってレンズはママが欲しいんでしょう?」 図星
英国屋のスーツに変更になりました。 これは後日。

プレゼントが嬉しいというより、こうして家族にお祝いしてもらうのが一番嬉しい様子の夫でした。



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見なきゃ良かった   かな? [人生]

高校生の時に大好きだった男の子が

ひょんな事から有名国立大学の物理学(素粒子)教授になっている事を知りました

大学のホームページにアクセスしても授業の事や出版している本の事、発表している

論文など

は載っていましたが

お顔はどこにもありませんでした

でも、昨日とうとう見つけました

何かの表彰の折に撮られた写真が

そしてご立派なお立場にも関わらず

私の憧れていたあの人の42年後の姿は

私の期待を無残にも打ち砕きました

あああ、見なきゃ良かった

ーーーー

なんて事ありませんか?

クラス会とかで、、。


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十分に長い [人生]

この人と、赤い絨毯を敷きつめた階段を腕を組んで降りてきたのはもう随分前になるのです。

あの時のときめき、あの時の夢は今はどこに?

子供も独立し、喧嘩もしなくなり、空気のような存在になったあなたと私。

今日は31回めの結婚記念日です。

結婚は文化の戦い(決して、あなた色に染めてなどと思いませんでしたから)

と結婚当初は随分思いましたが、

今じゃ、どちらが先にぼけるか競争です。 戦っている場合ではありません。

まだ現役で仕事をしているのですから、半分冗談ですが、半分本当です。

名前が出てこない。 言い間違える。 酔っ払って駅二つ乗り過ごす。

人生の重みより、たるんだお腹の重みに打ちひしがれる。

トホホの話なら枚挙にいとまが無いのですが、これが結婚31年目の真実です。

それでも、ワインで乾杯。

ワインで枝豆が笑える31年目です。 平和です。

 

 

 


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あの頃君は若かった♪ [人生]

暑さに負けて午睡を取ったせいで眠れなくなりました

こうちゃんさんのブログで随分前のロンドンの写真を拝見してから

急にそのころの写真を見たくなり

アルバムを捜しました

良く見たら1980年、つまり27年前の事

今ではこの娘も30歳です

ここはウインザー城だったと思います。 

子供達は博物館やお城より広い公園でこうしてのんびりグースとあそんだり

ハトに餌をやったりするのが楽しかったようです。

 

欧米の人から見れば、アジア人はみな同じに見えるらしく

ブランコで遊んでいる時「フィリピン人なの?」と聞かれました。

 

 

 

 


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