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見てきました 「タイタスアンドロニカス」 [演劇]


蜷川幸雄のタイタスアンドロニカスをさいたま芸術劇場へ見に行ってきました。
実は蜷川の作品を見るのはこれが初めて。
劇場の入り口には白い衣装がズラーと並んでおり、こういう雰囲気って
普通のお芝居の劇場にはないんじゃないかしら?
そして開演10分前に座席につきましたが、既に舞台上には役者が「えー、」とか
「うー」とか発声練習をしていました。そして、その傍らには
なま蜷川氏が立っているではありませんか!ちょっと感動。 思ったより背が高い。
そして、彼の「さー、始めるよ」の一言でお芝居がはじまるのですよ。
お芝居そのものもさることながら舞台装置、衣装もすばらしいものでした。
森の中をあらわす大きなハスの葉っぱ状のものが舞台狭しとならんでいるのですが、
木も全部白一色なのです。 これがここで行われる凄惨な事件を尚さら強調するのですから
これも蜷川マジックなのでしょうか?

私の席は前から2列目でしたから、役者の口から細かいつばの飛沫までみえました。
しかも役者はセンター席とサイド席の間の通路を頻繁に通るので役者を近くで見たい
人にはもってこいです。若手の小栗旬が悪人のムーア人役をすばらしい出来栄えで演じ、
麻美れいさんは元宝塚トップスターの迫力とスタイル!
吉田鋼太郎さん、皆さんすばらしかったでした。真中瞳さんは役柄にふさわしい
汚れなさが切なさをさらにかきたてていました。
皆さんのせりふの量には驚きます。シェークスピアですから、その一言一言が意味が
深いしね。 こういうものを演じるとき役者冥利に尽きるのでしょうね。

少し蜷川舞台にはまりそうです。


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